風水とは
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長い間迷信として軽視されて来た風水が最近人気を得ていますが、そもそも「風水」とは一体なんでしょうか? わたしたちにとって必要不可欠な要素である「風」すなわち空気と、「水」を正しく操ることによって、 操ることによって、よい気を取り込もうとする気の学問です。 もともと日本人はツイているときに「追い風」と言ったり「この場所は水が合う」と言ったり、思考のベースに風水の考えを持っています。 風水は本来は大地の良い気の流れを探しだすことがベースになっていますが、人それぞれ持って生まれた気が違うので、陰陽五行・相生相克・奔命卦・方位を通じて自分に合った良い気の流れの環境を構築し、開運しようとする一種の開運環境学と言えるのではないでしょか? 以下に風水の基本を簡略に説明します。
陰陽思想は風水学のベースになっている考え方で、古代中国の易学に由来しています。 具体的に説明すれば、この世の万物は 女性-男性 、月-太陽、夜-昼、といった「陰」と「陽」という2つの相対するエネルギーによって成立しているというものです。 以下の図をごらん下さい。以下の図は大極図といい陰陽の調和している状態を表していると 同時に「陰が極まれば、陽に変じ、陽が極まれば陰に変ず」といった意味を持ち、また各陰陽の中央の点は「いくら陽が強くなっても陽の中に陰があり、いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり」といった意味を持っています。 結局は陰陽が絶え間なく交代をしながら、成長し、発展していくという陰陽2つのエネルギーについて表したものです。
八卦は中国の「易」の基礎となっている考え方で、陰陽は互いに影響しあって八つの基本的な性質を生み出すと考えられ、八卦はそういったさまざまな事物事象を以下のような八つの形で表しています。
風水では、宇宙の森羅万象を、この八卦の性質に照らし合わせて考えます。 ウィキペディア参照
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五行と相生・相克
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五行思想は陰陽思想と並んで風水の基本になっていて、全ての万物を「木・火・土・金・水」の5つに分けて考えるというものです。 木(木行) 木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成長・発育する様子を表す。「春」の象徴。 火(火行) 光り煇く炎が元となっていて、火のような灼熱の性質を表す。「夏」の象徴。 土(土行) 植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。「季節の変わり目」の象徴。 金(金行) 土中に光り煇く鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。収獲の季節「秋」の象徴。 水(水行) 泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表す。「冬」の象徴。 陰陽と五行は合わせて陰陽五行説と呼ばれ、風水を実践していく上では欠かすことが出来ないものです。
五行を風水に適用していく中で重要なのが相生・相克の法則で、相手の要素を補い、強める影響を与えるものを「相生」、相手の要素を抑え、弱める影響を与えるものを「相剋」と言います。
<五行相生> 木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という関係を『五行相生』と言います。 木は燃えて火になり、火が燃えたあとには灰(=土)が生じ、土が集まって山となった場所からは鉱物(金)が産出し、金は腐食して水に帰り、水は木を生長させる、という具合に木→火→土→金→水→木の順に相手を強める影響をもたらすということが「五行相生」です。
<五行相剋> 「水は火に勝(剋)ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は水に勝つ」という関係を『五行相剋』と言います。 水は火を消し、火は金を溶かし、金でできた刃物は木を切り倒し、木は土を押しのけて生長し、土は水の流れをせき止める、という具合に、水は火に、火は金に、金は木に、木は土に、土は水に影響を与え、弱めるということが「五行相剋」です。
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本命卦・吉凶の方位
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本命卦とは、その人に生まれつき備わった磁性感応の特性を表していますが、風水では非常に重要で本命卦を知ることによって、自分はどの方位が吉か凶かを知ることができます。 風水では宇宙の森羅万象を八卦という8つのパターンに区別しますが、人も生まれた時によって八卦の8つのパターンに分かれると見ています。 自分の本命卦がどれに属するかぜひ以下の表で確認して見て下さい。
自分の本命卦は確認されましたでしょうか? 本命卦が決まるとそれぞれに四種の吉方位と四種の凶方位がありますので、自分に吉をもたらす方位と凶をもたらす方位を以下の表で確認して下さい。 風水ではこの方位が非常に重要です。
自分の吉/凶の方位は確認されましたでしょうか? ただ吉といっても最大吉、大吉、中吉、小吉とそれぞれ意味するところがあり、小吉だからといって安定を求める人には最大吉より良い場合があります。 |